医療行為のグレーゾーン~代替医療の現状

Posted on 2015年7月18日 By

鍼灸

どんな分野であっても、「国家資格」を行使して生業(なりわい)とする者とグレーゾーンの者との間には「係争」沙汰になる場合がよくあるものです。

日本では、鍼灸、按摩等の行為を特別な扱いをしていた時代がありました。

鍼灸

江戸時代に制度化された全盲者の職の救済策として、当時「盲人の職業」に指定しました。この制度は世界唯一、日本だけのものです。

当時、西洋医学は蘭学であり、最先端科学であったので、この恩恵を受け得る者は著しく限られた層の者だけでしたので、
庶民への医療行為は事実上、「盲人の行う医療」しかなかったのです。
また、この医療行為は皮膚に触れることで情報を得、皮膚に加える行為ですから、
視覚を失っている者にとっての大きな情報源である触角は健常者に比べ、はるかに研がれていたに違いありません。
ですから、この制度は理にかなった合理的な施策だったと思います。

日本で考案された鍼用の針は、一本づつ清潔なストロー状のケースに入っていて、熟練者の手により正確、かつ、安全に施術されます。
保険は使用できますので、まずは、整形外科医に相談し、自分が行きたい鍼灸院を指定して「同意書」を発行してもらえば安心して治療を受けられます。
「灸」も鍼と同じ「経絡」上の「ツボ」に施しますが、皮膚を焼くことにより刺激するので、痕が遺りますし、「熱い」です。

「柔道整復師」が行う「接骨院」や「整体院」は病院ではありませんから「レントゲン」はありません。
整復師の問診や患者の反応から熟練技術と感により治療を行います。骨折も復元します。痛みを伴っても、伴うことが判っていても麻酔はできません。
「骨接ぎ」ができたら、ギプス固定も行われます。ここも保険が使えますので、まずは、整形外科から同意書を貰っていくことをお勧めします。

ここまでは、「国家資格保有者」による医療行為でした。

昔、抜歯を含む歯の治療を「床屋さん」が行っていた時代がありました。現代の理髪店がそんなことはしませんが、
中東の幾つかの国では、現在も行われています。国家試験があるかどうかは知りません。
日本の理髪は国家資格です。

「化粧」の類とすれば、ピアスやタトゥーは美容院カテみたいですが、医療行為ですから、医師でないとできません。
これを行う科目は「美容整形」です。もちろん保険は適用外です。自分で行うのは、違法ではありませんが、それが原因での疾患も保険が適用されません。
友人や親類にピアス穴を開けると、傷害罪です。暴行罪は告訴がなければ起訴されませんが、傷害罪は告訴は無用です。

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